kindle漫画本レビュー「聖女の魔力は万能です」
基本情報
- 作品名
(2022年8月現在 7巻まで出版済み)
(アニメ化もされてるようです)
- 作者
著者：藤小豆
原作：橘由華
キャラクター原案：珠梨やすゆき
- 出版社
FROS COMICS
- 私が書く簡単なあらすじ
異世界に聖女として召喚されてしまった主人公｢小鳥遊聖｣
散歩に出るとそこには、元の世界で慣れ親しんだ植物が。
薬草(ポーションの原料)として運用されてるということを知った聖は、薬用植物研究所として働くことに。
自身に秘められた力と向き合いながら周囲との関係を深めていく物語。
- 商品ページ
以降、微細なネタバレを含みますので閲覧には十分ご注意ください。
ストーリーについて
本作品は異世界に召喚された主人公が、自身に秘められた特殊な能力と向き合いながら、様々な人と出会い、恋愛をしていく、そんな作品となっています。
努力もそこかしこに垣間見え、その努力もきちんと報われる、王道な展開もあります。
さらには人の役に立ちたい、人を助けたいという思いから行動するような場面もあり、キャラの個性・ストーリーとしてかなり良いと感じられます。
どちらかと言うと女性向けかも知れませんが、オタクおっさんの私も楽しめるストーリーでした。
また前述の「もう1人の聖女」視点のサイドストーリーもあるようで、恐らくあなたがこの記事を読んでいる時、もう私は購入しているのでしょうね。
キャラクターについて
- 主人公：小鳥遊聖
-
出典:藤小豆 『聖女の魔力は万能です 1』
可愛いし美人さんですね。
特殊な能力を持っていますが、ひけらかすことはしません。寧ろおおっぴろげになることを恐れており、周りとの関係が壊れること、特別扱いされることを忌避しており、とても感情移入しやすいような、そんな人柄です。
そういった考えを持つキャラクターは異世界転生系ではあまりいないため、逆に新鮮というか、人間臭さが出ててすごく好きになれました。
他所の異世界で異能を手に入れた人間みな、彼女を見習うべきだぞ。
- その他登場人物の紹介
本作品は女性が主人公なのでヒロインではなくヒーローとなりますが、何人かご紹介。
ちょい雑に紹介。
- 所長
主人公のお父さん的立ち位置。いつも主人公のことを気遣っているし、そのせいでいつも苦労してそうな人。こういう大人に私はなりたいよ。
- アルベルト・ホーク
顔も行動もイケメン。こういう大人になりたかったし、今もなりてぇよ。早く結ばれてしまえ。
- 良き友人:エリザベス・アシュレイ
異世界より召喚された人達のことを理解したうえで友人となってくれるよい子。
絵について
上記にて引用している通り、それぞれのキャラクターたちはみな可愛く、そしてかっこよく描かれています。
どのキャラクターも個性があり、表情も豊かですごく人間臭さが出てとても良いですね。
感想
自分の能力に悩む主人公、その心を鑑み気を使ってくれる周囲の優しさ、そして恋愛模様…心あったまるようなそんな作品であると感じます。
個人的には「聖女の術」の発動条件、予想できなくて悔しかった半面、この物語としてかなりいい設定だなぁと思いました。
結論
この作品は「男女問わずオススメしたい、恋愛系異世界転生」作品です。
女性主人公であり、相手が男性である以上、女性向けではあるとは思いますが…。
本ブログとして初めてレビューした作品ではありますが、以降に書くレビュー含めても1番オススメとも言える作品ですので、興味を持っていただいた方は是非、ご購入してはいかがでしょうか！
ここまで閲覧頂きありがとうございました。
蛇足:初めてちゃんと文字に起こしてレビューをするということで張り切りすぎましたね。本記事は約1700文字。次回からはもう少しライトに書き上げたい…。
